弊社バナナキッズには、現在7人の外国人講師とパートタイムの講師も含めると9人の日本人講師が在籍しています。
以前にはこういうことで対論になることはありませんでしたが、最近若い世代の講師が入ったことで議論になることがあります。
最近のレッスンで議論となったのは、それはとてもシンプルな英文
” This is a  ______. ”
日本人でもこの英文なら誰でも理解できるような文ですね。
問題になったのは、” a ”  その発音です。” ア ”  と発音するのか、” エイ ” と発音するのか?
どういう時に” ア “と発音して、どういう時に、” エイ ” と発音するのか? という対論になりました。
弊社の7人の外国人講師は、国は違いますが全員がネイティブスピーカー(母国語が英語の人、アメリカ、カナダ、イギリスなど)です。
今までは、普通に全員がその文の” a ” は、” ア ” と発音し、どうしても1つということを強調する必要がある場面で、” エイ ” と発音するということで、全員が納得し、同じページに立てました。
私が言いたいのは、弊社はこのように1つの疑問に対してみんなで議論し、私たちの生徒に教えていくための道筋を作ることができます。しかし、言葉が変わっていく現在、1人の人の知識や技量に委ねて教えていくことに不安を感じます。
生徒の皆さんは、目の前にいる先生を信頼します。しかし、このようにきちんと認識を入れ直さなければいけないことも起きてきます。そして、弊社はペアティーチングであるからこそ、こういうことが表に出てくると言ってもいいでしょう。
この講師は、生徒の前で” ア ” と発音し、また別の講師は、” エイ “と発音している。「これでいいのだろうか?」ということで、ミーティングで提示し、話し合いとなります。多分、外国人講師だけのレッスンでしたら、お互いがどういう言い方をしているかも関与しませんし、そのままスルーされることでしょう。
日本の英語の教科書には、以前は、” My birthday is on August 6th.”と “on”が入っていましたが、もう”on” は入っていません。これについても、アメリカ人とイギリス人、そして世代によっても講師の間では、意見が違います。アメリカ人の講師は、口頭では言わなくても良いという認識で、イギリス人の講師は、昔、私たちが習った通り、日にちまで言う時は、”on” をつけるべきだと言います。
弊社としては、日本で使われている教科書に沿うしかありません。このように言葉は、どんどん変化し、省略されていく場合もあります。
弊社は、翌週のレッスン内容を全員参加のミーティングで話し合いをします。どのチームがどこに行っても同じ質のレッスンが提供できることを目的としているからです。もちろんこのやり方を窮屈に感じる講師もいます。しかし、弊社は、ティームでレッスンを考え、1人1人がその責任を持つことを大切にレッスンに取り組んでいます。だからこそ、教材も私たち全員で考えていくのです。